クエイクセンサー(機械式地震感知器)とは
クエイクセンサー(機械式地震感知器)は「地震解錠ボックス」のもっとも重要な部分で地震の揺れによる自動解錠の心臓部となります。
地震でシャンデリアが揺れる原理を応用して、揺れを感知する錘をフックに掛けて垂下し、震度5弱程度以上の揺れが生じた場合にフックが外れて錘により引っ張られていたバネが元に戻る力によって留め金が外れ、扉を開ける事が可能になります。
機械式なので電池切れや停電の心配のないクエイクセンサーの開発により、様々な防災設備に震災時の自動解錠機能を持たせることができるようになりました。
縦揺れ・横揺れにも対応、Eセンサーを開発
2016年10月より、従来のセンサーに改良を加え、縦揺れにも対応したEセンサーが搭載可能になりました。※地震は必ず横揺れが伴いますから、従来のクエイクセンサーを導入済みの方はそのままでも解錠装置は稼働いたします。
万全のチェック体制
製品については、社内の機器、機材での試験はもちろんのこと、振動試験の専門機関「IMV株式会社」による試験も実施し、万全のチェック体制で動作確認を行っております。
IMV株式会社での試験の様子


クエイクセンサーの動作設定は、計測震度で設定しております。
下記の気象庁資料から当社振動計により「5弱」「5強」「6弱」のいずれかに設定して出荷します。
ただし、設置場所の揺れと気象庁の震度とは異なる場合がありますので、ご注意ください。
気象庁HPより抜粋
計測震度 | 4.5~4.9 | 5.0~5.4 | 5.5~5.9 |
震度階級 | 5弱 | 5強 | 6弱 |
※予告なく仕様を変更する場合があります。
本解錠装置の取付場所の震度と気象庁発表の震度とは地盤その他の条件により必ずしも一致しません。また、振幅や周期などによっても作動しない場合も考えられます。したがって、鍵の管理態勢は従来通り変更せずに、当解錠装置を補助として追加するように取り扱いをお願いします。